

◆経緯
4か月程前に会社内で部署移動があり、その時期から
両下半身のむくみが気になり始めた。帰宅時には両下肢が
むくんでいるのが目で見てわかるほどである。
下肢のむくみが気になり始めた2か月後から骨盤まわりに
違和感(重だるさ)を感じる。最近は疲れやすく、寝ても
疲労がとれない。骨盤矯正のHPを見て来院された。

◆初回時のカラダの状態
・下肢長検査では下肢の緊張は見られず。
・カラダの「アソビ(柔軟性)」は減少。
→ストレッチボード20度の角度設定で
前傾姿勢となる(立位維持は可能)
・腹部の柔軟性が低下(わずかな押圧で悲鳴を上げるほど)

◆施術&術後の変化
初回:アクティベータで丁寧に神経機能障害を起こしている
骨盤、股関節、背骨の関節を中心に矯正する。
(アクティベータ・メソッドのみで終了)
術後:
太ももの振り上げがしやすくなったとコメント。
本人が意識している「むくみ」に関しては改善している
感じはしないとコメント。
アドバイス:
会話を進めていくと、部署移動後、トイレに行く回数を
次回は1週間後。
2回目:前回の施術後、日常生活において症状が変化したと
いう実感はなかったが、水を飲みはじめて2日目から
下肢のむくみが減少していることを自覚。
4日目から骨盤まわりの重だるさも徐々に改善。
施術当日に至っては主訴は9割程消失とコメント。
腹部の緊張感も大幅に減少。
(押圧に対しても痛みを感じない程度にまで改善)
施術は前回同様にアクティベータ・メソッド。
(骨盤周辺の関節を念入りに検査&矯正を行った)
プラスわずかに緊張が残っている腹部を緩和操作。
術後:
ストレッチボードでの前傾姿勢も改善され、
ストレス無く立位状態を維持できるとコメント。
クライアントさん自らの評価で満足のいくカラダの
状態になれたということで施術は今回で終了。

◆考察
・ この方の場合、極端は水分不足が原因で下肢がむくみ始めたと
思われる。多くの女性が「水分を摂取しすぎる→むくみの発生」と
誤解されている場合は多いと思われる。
アクティベータ・メソッドでの施術に加えて、ご自身の生活習慣を
見直して頂くことで主訴を解消できた症例であった。